鬱病によって家族の絆が深まった話

 

この記事はねおりん Advent Calendar 2020 5日目の記事です。

 

こんにちは。灯夜です。

 

自己紹介します。

 

●名前:灯夜(とうや)

●性別:女性

●出身:静岡

●経歴:東京造形大学MD専攻→東京クールジャパンゲーム企画専攻

     →都内某ゲーム会社の新卒プランナー

●誕生日:1月12日

●趣味:ペンシルパズル、ネイル、ラーメン、写真、電車

●その他:アドベントカレンダー皆勤賞 ねおりんの大学の後輩

 

新卒として生きた

新卒として4月から頑張ったけど、とにかくコロナのせいでイレギュラーたくさんで

なんかもてんやわんやだった!!!

でもお仕事楽しいし頼りになる上司もいるし同期はみんないいやつだしでHAPPY!

お仕事も、新卒なのに重要なところ任せてもらえて

こりゃ頑張るしかないでぇ!!!!

 

鬱病のよって家族の絆が深まった話

 

皆さんは鬱病というものをご存じでしょうか。

今や現代人にとってとても身近な病気の一つであり、それがきっかけで会社を退職したり

最悪自ら命を絶つという選択をする人もよく耳にします。

症状としては動悸がしたり呼吸がしにくくなる、起き上がれなくなる等の身体面でのものや

気分が落ち込み憂鬱になったり、何をするにしてもやる気が出ない等の精神面のものもあると言われています。

誰にだってなる可能性はあり、何がきっかけでなるかも人それぞれ。

治す方法も十人十色という、とても難しい病気だと思っています。

 

今回は、私の父親がその病気になってしまった話と

それによって家族の絆が深まった(当社比)話をしていきたいと思います。

 

 

...というイントロダクションを書いたはいいものの、描き始めてみるととても難しくて。

どこから書いたらいいのか、どこまで書いたらいいのか

書いては消しを繰り返している現状です。うーん困った。

ので、「鬱病になった父親に、娘が行った2つのこと」を書いていきます。すみません。これなら書きやすそう。

 

この記事を書こうと思った理由

一先ず父親の症状が安定してきたように見える、というのが大きな理由の一つです。

振り返ることが出来るようになった今、この数年の出来事を忘れることのないようにと書き記しておきたかったからです。

また、心の病にかかってしまった家族に対してどのような行動を起こしたか、どのような思いで生活していたのかを知ってもらうことで

誰かの為になったらいいなぁと思ったからです。

 

注意

・この記事の内容は、あくまでも私の家族はこうだったというものです。先述しました通り、この病は人それぞれ症状も違えば治し方も違うと思います。また、多少なりとも精神病について勉強はしましたが、完全ではないと思います。し、行動について医学的根拠は一切ありません。「これしたら喜ぶかな」程度のものになりますのでご了承下さい。

 

人物紹介

└私。

 

父親

└サラリーマン。今は療養中。リワークを目指している。ちょっと完璧主義で頑固。人付き合いが苦手なタイプ。

 

母親

└働いてる。真面目だけどユーモアある人。人付き合いは得意。

 

 

私がしたこと①毎日富士山の写真を送ってと頼んだ

父親に、
「地元が恋しいから、毎朝富士山の写真を送って欲しい。雨の日はいらない。富士山が見えない日は花の写真を送って欲しい。」 
とオーダーしました。
 
父親は朝起きるのが早く、多分今は4時くらいに起きてます。
起きてから大体7時までただスマホを眺めているようで、「だったら散歩したらいいんじゃない。外に出るのは療養にいいって言うし」と思ったのが理由です。
また、写真を撮って私に送るという目的を設定する事で、意味のある外出になるのでは無いかと思いました。
そして私も富士山見れて嬉しい。朝LINEの通知が来る事で、それが目覚ましになって起きれる。いえーい。
 
このオーダーで大切なのは、「しっかりリアクションをする」ということでした。
送ってきた富士山の写真に対して、毎日「いいね!」とか「綺麗だね!」とか反応をするのが大事だと思いました。
それをした事で、誰かが喜ぶ。それならば明日も頑張ろう!という前向きな思いになって欲しかったので、私は毎日「いいじゃん」とか返してます。
たまに色調補正して送り返したり、邪魔な電線を加工で消したりもします。
コミュニケーションするのが大切。
 
 

私がしたこと②毎日作った夕食の写真を送ってと頼んだ

 
父親は今休職中な為、毎日夕食を作っています。
その食事の写真を、毎日「映えるように」撮って送ってくれとオーダーしました。
 
父親は昔から写真を撮るのが好きで、よくカメラ片手に出かけていました。
今はカメラの出番は年に数回。あんなに構図にこだわっていたのに、真剣に写真を撮るという機会は少なくなっているように思えました。
なので映えるようにとオーダーをする事で、写真を撮るという行為にもう一度向き合って欲しいと思ったのでこういう頼み方をしてみました。
 
結果としてはまだまだ「映える」には程遠い写真しか撮れず(大体真上からの写真)、ちょっと時間がかかりそうです。
でも夕食時に家族LINEが動くことで、仕事終わりの母親は「帰って早く食べたーい!」とウキウキしながら帰宅する事ができ
私は私で「いいなぁ、今日私もこれ食べようかな」とかちょっと夕食考えるのが楽しくなりました。
あと「あんたちゃんと食べてるの?」「今日はラーメンです!」等、家族間の会話も弾むようになりました。
父親の料理スキルもメキメキ上がりました。
 
 

よかったこと

 
・家族LINEが毎日動くので、近況が伝わって安心
・前より仲良くなった
・特に父と母が仲良くなった
・一人暮らししてても寂しくない
 
 
これからも続けていきたいと思います。(続けてくれ、おとん)
 
父親は鬱病になったけど、お陰でちょっと前より家族が仲良くなりました。
あと、父親が少し活発的になりました。
最近は毎日Switchの脳トレとリングフィットアドベンチャーをやってるみたいです。
 
2021年も、私たち家族はきっと元気です。
今後ともよろしくお願いします。
あと、私も頑張ります。